男の楽園 女の地獄

どちらかと言えば女性向け?官能小説 7/23

デビュー

デビュー当日の朝、茉莉は惨めな気分で首輪をつけられ、全裸 四つん這いで、リードを引かれて個室からロビー横の簡易な応接室に連れてこられた。

既に相手は来ており、のんびりと酒をたしなんでいる。

支配人が丁重に

「緒方様 お待たせいたしました。この娘が茉莉でございます。お気に召すとよろしいのですが」

緒方は、茉莉をゆっくりと観察し

「気に入ったよ。さすが君が勧めてくれる娘は間違いないね。

資料でも見ていたが、抜群のプロポーションや垢ぬけた顔立ちに惑わされそうだが・・

実に清純で清楚だ。僕好みだね。きっと、今、心の中は屈辱と恥辱であふれかえっているんだろうね、かわいそうに」(微苦笑)

「そう言って頂けて光栄です。それではいつものお部屋にすべてご用意しておりますので。茉莉 ご挨拶しなさい」

びくっと震える茉莉。

(内心の屈辱は緒方が言った倍はあるだろう・・でも茉莉には自由がない・・)

(無理やり笑顔を作り・・)

【このホテルのルールはお客様を笑顔でお迎えする・・だが数日たつとそれが能面のように変わっていく・・それも精神的拷問として会員では受けている。このホテルの会員は知性を求められ、ホテルのルール外を勝手に起こせば、たとえ会員でも支配人の一言で追い出される】

「ご主人・・様・・茉莉・と・・申し・ます。ご滞在・の間、たっぷりと・・かわい・がって・・くだ・・さいませ・・」

(内心の茉莉の悲鳴が聞こえるかのような挨拶だ そこが心地よい)

支配人がリードを緒方に渡す。

「それでは何かあればいつでもおっしゃって下さいませ」

「ありがとう」

威厳に満ちた口調で、緒方は軽く言い、

「さあ、茉莉。部屋まで歩こうか」と無操作に茉莉を引っ張っていく。

(茉莉は内心、恥ずかしさと恐ろしさでたまらなかった 特に・・この人・・怖い・・)

ふかふかの絨毯 【これもホテルの方針だ。奴隷は美しくなければいけない。膝小僧をすりむいているようではランクの低い奴隷という考えからだ。そのため、外の遊歩道もラバーがしかれ、四つん這い歩きでも膝を痛めない工夫がされている】

茉莉はおとなしく、緒方についていった

世間知らずの名門女子高育ちの茉莉。

緒方がきさくに振り向いた。

「もうすぐエレベーターだから。最上階だよ」

「は、はい・・」茉莉の声は震えている

緒方は何もかもわかっているように、部屋の暗証番号を押し茉莉を連れ入った。

コートかけのようなところにリードをかけ

自分はソファに座り、冷蔵庫からエビアンを取り出した。

「改めてはじめましてかな(笑いを含んだ声 正面の四つん這いの茉莉を見ながら)

つかれたろうね これじゃ自衛隊の演習だ・・」

キャビネットから銀のボウルを取り出し茉莉の前に置く。

「喉が渇いただろう?」

ボウルには先ほどのエビアンが注がれた。

「さあ、お飲み」

茉莉が、一瞬信じられないと言いたげに緒方を見た。

が、ご主人様のいうことは絶対だ。

(激しい屈辱と羞恥をおさえて)

「ありがとうございます、ご主人様・・」

茉莉は四つん這いのまま、水を飲んだ。

(ふふ、内心を隠すように努力してるがわかりやすい 若い娘はこういう楽しみがあるな・・その辺のビッチと違って本物の羞恥心を持っているところが良い・・)

「さあ、これからしばらく君は僕の奴隷だからね。僕は緒方一郎というがご主人様と呼びなさい」

・・「はい・・ご主人様・・」

(こういう名家の令嬢を屈服させるのに、金など惜しくないな・・)

(その辺の安物の風俗店に行く連中を緒方はバカにしている・・いや そこで快感を得たと勘違いしていることに対してバカにしているのだ)

「さて、君は処女だったね ここで過ごすにはまず、破瓜しないと」

何事もないように緒方が言う。

破瓜?

「君を処女でなくするんだよ。まあ、最初は大好きな彼と夢の一夜・・とかんがえてかもしれないが残念だったね」(いたわる様子は少しもない)

「でも、ここにも僕よりきつい性格の男が山のようにいる。最初のご主人様が僕で良かったね」

(茉莉の頭はぐるぐる回っていた・・蒼白になり・・何を・・いったい・・)

「僕は処女のためにがんばる趣味はないからね」

おもむろに別のキャビネットから何かを取り出して

「これはディルドといってね 膣の中に入れるものだ。これで破瓜しよう。

直径3㎝ 長さ15㎝ ちょうど初心者向けだよ」

「僕はSじゃないからね 無茶はしない」

(ぬけぬけとSでないと言いきり 見ただけでおびえている少女に)

「どうしようかな 窓のところへ行ってさんにしっかりつかまりなさい

立ち上がっていいよ」

「は、はい・・」

茉莉の身体は震えている・・よろめきながら立ち上がり・・顎で示された窓に近寄る・・

「そう、そこでちゃんとさんを握りしめてるんだ 出ないと辛いよ?」

「足は大きく平行に開きなさい」

バックスタイルを茉莉にとらせ

(茉莉の心の涙が見えるよ・・苦笑しながら)

ディルドを茉莉にあてがう

予告なく、思い切り突き入れた。

あぅ! ああーーー!

茉莉の絶叫がはしる

(バージンにとっては、AV女優が直径6㎝を入れられたようなものだ

濡らす行為もなしにね 最近の連中はそこがわかってないから困る・・)

そのまま ピストン運動に入った

ああああぁぁぁあああーーーー!

「かわいい声だね 茉莉 気に入ったよ」

緒方はそれ以上続けず用意していた貞操帯を茉莉に装着した。

「これは貞操帯と言ってね、四つん這いで歩いてもディルドがうっかりおちないようにする道具だ」

「ああ、少し出血してるね」

茉莉のふとももに、つーと一筋の血が流れ落ちていく

(思った通り締まりもいいな このディルドで出血するんだから・・ビッチに見習わせてやりたいね)

茉莉はとうとう、さんを握りしめていた手が外れた

そのまま、床に頽れていく

(いいね 実にいじめがいがある・・)

「茉莉 まだお昼だよ これから長いのに・・そんな調子じゃ困るね」

「さあ、君は水泳部だったね プールでも行こうか 四つん這いで歩きなさい」

(茉莉は可能なら自殺したい気分だった・・嫌 こんなの嫌・・)

リードで惹かれながら歩く。

それは想像以上に辛かった。

(ズキズキズキ 痛い痛い痛い・・茉莉の顔が苦痛に耐えている・・)

素知らぬていをして緒方が茉莉を引っ張る。

(破瓜後に歩かされているんだからな しかもディルド付きで 笑いを隠す)

時々、よろめきながら歩いている茉莉

それが聞かなくても茉莉の苦痛を物語っている。

「さ、プールについたよ」緒方の笑顔。

茉莉はもう、へとへとだった。

プールは何か所かあるが、緒方の連れてきたのは本格的な50mプールだった。

「水泳部だったんだから実力を見せてほしいな」

そんな力が残ってないことを承知で言う緒方。

(茉莉は・・もう考える力が残っていなかった・・)