男の楽園 女の地獄

どちらかと言えば女性向け?官能小説 7/23

ショータイム

軽い夕食を済ませても、まだ寝るには早い。

緒方が「ショーでものぞくか」と茉莉を連れだした。

それは円形のホールで 下の壇上に奴隷が

周りをぐるっと 個室席が並び・・パリのオペラ座のようだが・・

圧倒的に空気が違う

真ん中の複数の奴隷たち・・が全員吊られている。

彼女たちのおびえた表情から、始まることが予想される。

「ここはお互いの奴隷を観賞する場所でね・・」と緒方。

茉莉は今は観客席にいるが、あの真ん中に立たされる可能性もあるのだ

茉莉が身を震わせた

ドラムロールとともにショーが始まり 茉莉は眼をそむけている

敢えて見ろ・・と緒方は言わなかった

が、茉莉は自分の来ているガウンの意味を知らなかった

このホテルで女性は裸体

なのに 今日 茉莉はドレスガウンをまとって歩いている

「持ち帰り」

緒方が茉莉を買い取ったことを、茉莉はまだ知らない・・