仕事
緒方は茉莉が「働きたい」というとはまるで予想していなかった。
体調だってまだ完全ではないし・・
「自分のそばにおいておきたい」のが本音だ。
が、緒方は茉莉が望めば止められないし、この話題は微妙なヴエールに包まれている。
お互いがお互いの傷に触れ合わないように・・
茉莉は緒方のプレゼント・・大量の洋服等も断ればかえって緒方を傷つけるのではないか・・と黙って受け入れているように感じる。
かといって この間の夜は?
茉莉がわからない・・
とにかく、仕事なんて!
関連会社の小さな、人間関係の良いところにポストを探そうか?
茉莉が奴隷だったということを知っている会員がいるクラスの会社では、茉莉は軽蔑されてどんなセクハラにあうかわからない・・
茉莉自身がどういうところを見つけてくるか・・?
緒方の悩みは尽きなかった・・