answer&ending
その日 緒方はぐでんぐでんに酔って帰ってきた
使用人が緒方をなんとかベッドに連れて行き・・
(一郎さん 苦しいことがあるの・・・?)
茉莉は付き添った
使用人も茉莉に任せておけば安心と引き下がる
時々 苦しそうな声をあげる・・緒方
茉莉は、だんだんと一つの決心が固まっていくのを感じていた
私が一郎さんを守ろう
私よりずっとずっと強い彼だけれど、それでも・・
彼の癒しになろう・・
それが私の宿命なら受け入れる・・
貴方を受け入れる・・
どうぞ、茉莉が役に立つなら・・
茉莉はそっと、添い寝した
この、孤独な人に・・温かみをあげたい・・
茉莉の心は決まっていた・・
私たちは助け助けられていると・・
だから・・もう泣かなくていいのよ・・
茉莉がそっと 緒方一郎の頬にキスをする・・
END