男の楽園 女の地獄

どちらかと言えば女性向け?官能小説

安寧

その夜から緒方と茉莉が、同じベッドをつかっているのは屋敷中に知れ渡った。

コックの気遣いで、朝食はいつも「茉莉よう」だったコーヒー・サラダ・オムレツ

・トーストと緒方と二人分運ばれてきた。

二人はそれをベッドで食べる。

緒方が少しでも残すと、茉莉が気にして同じように残すので緒方は栄養満点の朝食を食べざるを得なかった・・

茉莉は緒方に「行ってらっしゃい」のキスをし、ひがな緒方を待っている。

以前の茉莉と違って「外に出るのが怖い」のだろうと容易に推測はついた。

が、茉莉の感覚は正しい。

あの、食堂のあたりでホテルの会員と出会ったからには・・茉莉には気の毒だがあの食堂はやめたほうがいい・・

では、茉莉はすべての職場を放棄しなくてはいけないのか・・

一度は茉莉が仕事なんてと思った緒方だが、茉莉の安全を考えると・・

緒方は茉莉が全く出かけられないのも、苦痛だろうと思ってメイドに外出時は一緒にと頼んでおいた。

それは、茉莉に思わぬ効果をよんだらしく、久々の外の散歩を楽しんだようだ。