男の楽園 女の地獄

どちらかと言えば女性向け?官能小説 7/23

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ショータイム

軽い夕食を済ませても、まだ寝るには早い。 緒方が「ショーでものぞくか」と茉莉を連れだした。 それは円形のホールで 下の壇上に奴隷が 周りをぐるっと 個室席が並び・・パリのオペラ座のようだが・・ 圧倒的に空気が違う 真ん中の複数の奴隷たち・・が全員…

会話

「茉莉は全く眠り姫だな。寝てばかりいるんじゃないか?」 眼を覚ました茉莉に、新聞を読んでいた緒方が揶揄するように声をかけた。 確かにここに来てからの茉莉は・・プレイか寝ているか・・だったような気がする・・ 「夕食はどうする?僕はあまりお腹がす…

エステ

茉莉が目を覚ました時、緒方はいなかった。 いつものモーニングを食べる時間よりが早い・・ もう、済ませたのかしら・・? 茉莉の分のモーニングセットは8時ジャストに届いた。 いつも、食べなかった茉莉だけれども・・ さすがに少しは手を付けようと、ほん…

緒方は無口で部屋に戻ってきた。 茉莉は眼を覚ましていたが、動く気になれず横たわったまま・・ その裸体でカウチに寝そべる茉莉を見て 緒方は一言 「美しいな・・」 茉莉は、一瞬緒方が何を言ったのか耳を疑った。 照れたように「僕が美しいもの以外を欲し…

茉莉の想い

茉莉は緒方のいない部屋で意識を取り戻し、強烈に喉の渇きを欲した。 冷蔵庫・・ わずか数メートル先も、歩いていけそうもない・・ その時、カウチ前のテーブルに気づいた 氷で冷やしたピッチャーとグラスが銀の盆に置いてありピッチャーは2種類で、オレンジ…

三角木馬

緒方が部屋へ戻ると茉莉が水を飲んでいた。 「も、申しわけありません!」 (あわてたように) 「構わないよ 初日にバスルームと冷蔵庫はいつでも使って良いと言っておいただろう?それより、少しは回復したかな?」 「は・・はい」 (茉莉の返事は無理をし…

物思い

緒方は、軽いランチを済ませてからスカッシュをした。 そうやって運動を怠らないせいか緒方はとても引き締まった体躯をしている。 シャワーを浴びて、コールドコーヒーを飲みながら 茉莉に意識がさまよう。 (私としたことが・・本気に・・なってしまったか…

機械姦

茉莉は珍しく四つん這いで歩かされた。 部屋につく。 真ん中に奇妙な椅子のようなものが置いてある。 「これは機械姦という装置でね 科学の粋を集めて実に精巧につくられているんだ」 (妙なお金のかけ方だがな) 「さあ、座ってごらん」 「はい・・」 それ…

バイブデビュー

緒方は朝8時が朝食と決めているらしい。 カウチの茉莉を見やってからモーニングサービスを二人前頼む。 「茉莉 起きれそうかい?」 朦朧としている茉莉を椅子にかけさせ 「今日は予約しておいた部屋が空いたから楽しめるよ」 (それは緒方が楽しむという意味…

2夜目

どのくらいの時が立ったのか、茉莉は眼を覚まして自分の状態に仰天した。 これが茉莉の格好だったのだ。 恥ずかしいなんてものではない。 大きく足を広げて・・まったくなんの自由もない・・ 緒方が部屋に入ってきた 「ああ、眼を覚ましたようだね・・」 「…

ディナー

緒方の仕事が一区切りつき、茉莉を見に来たところ そろそろ覚醒の気配が見えたので強引に茉莉を起こすことにした。 「茉莉?」 茉莉は疲れたように眼を開ける。 「気分はどう?」 「大丈夫・・です・・醜態を・お目・にかけて・・申し訳・・あり・・ません・…

プール2

緒方は昨日の50mプールに茉莉を連れて行った。 「茉莉 プールを歩いて向こう側まで行きなさい」 (どんどんいやな予感がする) が、従順に茉莉は従った。 緒方は反対側のデッキチェアに座っている。 ボーイが気を利かせて茉莉に「体を自然に任せていれば…

朝食

緒方は、朝8時にSMルームをのぞいてみた 昨日、両腕を上に、胸を縛られたかっこうのまま、うとうとしているのか・・ 「茉莉?」 声をかけてみる・・ 当然、熟睡など無理だろう・・ 茉莉は、ぼんやりと覚醒の狭間にいるようだ。 「茉莉 起きるか?」 言いな…

「夕暮れだね ちょっと早いかもしれないが・・休憩も取ったし・・始めるよ」 (始める? 何を?? 茉莉のパニック) 緒方は茉莉にはまだ見せずにいたSMルームに連れて行った 茉莉には知識もなく見たことないものばかりで・・ 「茉莉には麻縄が良く似合う。…

コーヒーブレイク

確かに緒方はこのホテルでは特殊な存在かもしれない。 かといって、緒方こそS嗜好の男はいないとも呼ばれている。 緒方は茉莉を部屋に連れ帰り、 「バスルームとかはわかるね?使いたいときに使いなさい 僕は少々仕事がある。そのカウチででも休んでいたら…

プール

「茉莉がおぼれたら困るからね、貞操帯にこの紐をつけるよ。そうすれば、何かあったときすぐに助けられるだろう?」 とても、助けるなどという気はなさそうな緒方の言葉。 「クロールと平泳ぎが得意なんだよね 楽しみにしてるよ」 いいながら、茉莉を飛び込…

デビュー

デビュー当日の朝、茉莉は惨めな気分で首輪をつけられ、全裸 四つん這いで、リードを引かれて個室からロビー横の簡易な応接室に連れてこられた。 既に相手は来ており、のんびりと酒をたしなんでいる。 支配人が丁重に 「緒方様 お待たせいたしました。この娘…

茉莉 前夜

茉莉は昨晩、この高級ホテルに連れてこられ号泣して一晩を過ごした。 支配人から、ホテルの説明を受けている。 が、もともとお嬢様の茉莉に、弁護士やら 自己破産などまるで思いつかず いわば世間知らずの女の子をだまして、連れてこられたのだった。 プロポ…

男の楽園 女の地獄

ここは高級会員ホテル。 別名「男の楽園 女の地獄」と呼ばれている。 言葉通り、ここの女はドSへの供物となる。 まず、ここへ来た女は訳ありでホテル側に一切逆らえない立場にある。 基本、会員はSMルーム ベッドルーム 応接室の3室続きの豪華な部屋に滞…