男の楽園 女の地獄
ここは高級会員ホテル。
別名「男の楽園 女の地獄」と呼ばれている。
言葉通り、ここの女はドSへの供物となる。
まず、ここへ来た女は訳ありでホテル側に一切逆らえない立場にある。
基本、会員はSMルーム ベッドルーム 応接室の3室続きの豪華な部屋に滞在する。
内装は南国調で、5種類のレストラン 複数のカフェ その他売店と中で生活する苦労は全くない。
一般の高級ホテルと変わらないような光景だが違う点が一つある。
女性は全員、裸体であること。
基本、(ご主人様の趣味に寄るが)首輪をし四つん這い歩き、リードで惹かれている。
(首輪は万一逃亡の認識票も兼ねているので全員がしている)
ホテルのいたるところに支柱があり、リード掛けにもなり、また吊り・緊縛が可能である。
支柱のボタンを押せばすぐボーイが手伝いに来る。
プールの横にオブジェのように吊られた美女。
ロビーにさりげなく置かれている三角木馬。
夜は趣向を凝らしたSMショー
プールではSM向けの頑丈な乳首クリップをはめられた女性が、クリップに通された紐で、(ご主人様が50Mプールの端にいて、楽にデッキチェアに腰かけながら、釣りのリードのように紐をまいている。
その女性は水流に逆らいながら悲鳴を上げて引っ張られている。
乳首だけで自分の身体を引っ張られているのだから、相当の激痛だろう。
が、ここでは珍しくない光景。
フルコースのレストランでは女性側の椅子に約直径5㎝長さ25㎝のディルドが取り付けられており(大きさは変えられるようになっている)女性は自ら、そこに自分を挿入し座らなければいけない。
男性側にリモコンが置いてある。
食事しながら女性を弄ぶ趣向だ。
基本、笑顔・従順が規則であるが、どこまで笑顔を保てるかはご主人様次第だろう。
フルコースは約2時間。
ご主人様にリモコンで弄ばれながらの食事。
皿は完食しないと下げてもらえない。
苦痛と葛藤の中では味もするまいが、それがここでの女性の立場だ。
男性のドレスコードは高級ゴルフクラブを想像してもらえれば近いだろう。
襟付きポロシャツが一番カジュアル。
このフルコースレストランではスーツ。
このホテルの禁じていることは、商品価値を下げないために女性を日焼けさせないこと、後が残るほど傷がつかないこと・・
さらに男性は丁寧語限定の紳士のみとされている。
また、グロスカ行為、アナル行為など会員様アンケートで低かった行為も禁じられていた。基本「美しく」がテーマだからだ。
さらに倍額を出して別館の、さらに厳しいSMコースがあるが、そこでは後の残る傷がつく女性・あまり体に手を加えて変形させては一般のお客様の相手ができないので「お持ち帰り契約」となり、使われることは少ない。
ここに来た女性は一体、どうなるのか・・?
そこに借金のかたで20代の茉莉が連れてこられた。
今日が初デビューである。