男の楽園 女の地獄

どちらかと言えば女性向け?官能小説 7/23

朝食

緒方は、朝8時にSMルームをのぞいてみた

昨日、両腕を上に、胸を縛られたかっこうのまま、うとうとしているのか・・

「茉莉?」

声をかけてみる・・

当然、熟睡など無理だろう・・

茉莉は、ぼんやりと覚醒の狭間にいるようだ。

「茉莉 起きるか?」

言いながら、茉莉をフックから外し、縄はつけたまま、乳首ピアスを外し・・

茉莉の乳首は真っ赤だ 相当辛かったことが伺われる

(が、お前の胸は嗜虐心がそそられる・・あきらめるんだな・・)

抱き上げて応接間のイスに座らせ、少しづつ覚醒する様子を見守った。

「朝食・・と言っても食欲が無いとは思うが・・少しは食べないと・・」

緒方が電話で二人分のモーニングサービスを注文する。

「昨日は、辛かったか?」

茉莉は・・それでも支配人の厳重注意を守った。

「いえ・・ご主人様・・ご主人様が茉莉で楽しんでくださったなら・・うれしい・・です」

「本気かな?」(嬲るように・・)

「・・は、はい・・私はご主人様のものですから・・」(慌てたように答える)

「なら、今日も楽しませてもらうよ」

「・・・・はい・・もち・ろん・・です」(恐怖が伝わってくる 本当に可愛いな)

チャイムがなり、ボーイがモーニングサービスを運んでくる。

緒方は旺盛な食欲を見せて食べ始めた。

ちらと茉莉を見、「食べないの?」

「は、はい 頂きます」言いながらもまるで食欲がなさそうなのが見て取れる。

「せめてジュースだけでも・・」

「・・はい」茉莉がジュースのグラスに手を伸ばそうとして、痛そうな顔をした。

胸にきつく荒縄が縛ったままだ。

無理もないか・・

緒方はストローをさしてオレンジジューズのグラスを渡してやった

「ありがとうございます。」

飢えていたようにジュースを飲む。

(昨日は相当叫んだからな 少し水分補給をしてやればよかった・・

私としたことが のめりこんだかな・・)

緒方はすかさず茉莉からグラスを取り上げ、ピッチャーから次いでまた、茉莉に渡す。

「あ、ありがとう・・ございます」戸惑っているようだ。

緒方は茉莉を気に入っており、自分の与えた苦痛に涙したり叫んだりする茉莉は好きだが必要以上に、茉莉を責めるつもりはなかった。

茉莉の胸はお気に入りだから、荒縄を解かないだけである。

茉莉は今回はゆっくりとジュースを飲んだ。

(少し、落ち着いたかな・・)

「茉莉は何が好きなの?今度からジュースは茉莉の好きなものを頼もう・・

メニューにもたくさんあるしね」

メニュー表を渡す。

「オレンジジュースで」

ぼんやりとメニュー表を見て

(そんなに早く回復はしないか・・ボーイに行って茉莉のジュースには栄養剤を入れておこう。当分、食べれなさそうだし・・)

「茉莉 朝はプールがすいてるからね 今から行こう あとで休憩すればいいさ 昨日よりラクな方法を思いついたよ」

(笑顔いう緒方に不吉なものを感じる茉莉)

「さあ、その縄もとこうか。 日焼け止めがぬれないからね」

「あ、あの 自分でいたします・・」茉莉は慌てた。

「僕の特権を奪わないでほしいな」と緒方

緒方は丹念に、茉莉に日焼け止めを塗る。

それはとてもエロチックな行為だった。

特に何度も何度も乳首を弄られる・・

 ぁぁ・・

「ん?気持ちいいのかい?」

「い、いえ・・」(緒方が声に出さずに笑う)

ようやく「日焼け止めを塗る」が終わると

外されたばかりの乳首クリップを、またつけられた。

ひぎゃぁあぁぁーーーーーーっ!!

その痛さには到底なれそうもない

「まだ眠ってる人もいるんだよ 茉莉」

「申しわけ・・あり・・ません・・」(屈辱がにじみ出ている・・)

緒方は、クリップに紐を通して 

「今日は泳がなくていいよ 引っ張るだけだからね」

・・・・(茉莉)